私が長男を妊娠して区役所に母子手帳を貰いに行った時に、初めてマタニティーマークのキーホルダーを手にしました。それを見て私もママになるんだと嬉しくなったのを覚えています。その時は何を気にするでもなく、いつも持っているカバンにつけるようになりました。
それに対して次男の時は一度もつけませんでした。
でも長男の妊娠中と次男の妊娠中では、マタニティーマークに対する考え方が変わりました。
どう変わったのかをまとめてみたいと思います。
つける!!~長男編~
冒頭にも書いた通り、長男を妊娠していた時はつける物だと思っていたので、妊娠初期から後期までカバンにつけていました。
妊娠中も仕事をしていたので、マークをつけていると通勤電車の中で堂々と座れると言う点では良かったです。ですが、マークをつけていても妊娠中に席を譲って貰ったのは2回でした。皆さん気付いているのかいないのか、目をつむっていたりスマホを見たりしているのでそれは分かりませんが…。
なかなか席を譲ると言うのは面倒だったり、断られたら…とか照れくさいとかで行動に移すのは難しいものですものね。マークをつけているからと言って、席に座れる訳ではないのだと勉強になった初めての妊婦生活でした。
つけない!!~次男編~
次男の時も母子手帳と同時にマタニティーマークのキーホルダーを貰いました。
その時も仕事をしていて電車とバスで通勤したり、外出も多くしていましたがキーホルダーをつけることはありませんでした。長男の時の経験から、これをつけることによるメリットを感じなくなっていたからです。
マークをつけていることによって、「席を譲って下さい」「妊婦なので優しくして下さい」的なメッセージを自動的に発信していることが、何だか申し訳ないような後ろめたい気持ちになるとさえ思いました。
お腹が目立ち始めてきた時、電車に乗る時は人が座っている前に立つのは止めドアの近くに乗るようにしました。他の人に気を使われていると思うのが嫌だった為です。自意識過剰だったのかもしれませんが、次男の時は回りの人達のことがとても気になりました。
マタニティーマークにふれてみて
どうしてこのような気持ちの変化が生まれてしまったのか。
初めての妊娠の時はマークについて悪いイメージが全くなく、それをつけることでママになることをどこかで自慢していたのかもしれません。そして出産して、マタニティーマークによく目がいくようになり他の妊婦さんの行動や他の人が向けている目を客観的に見た時に、妊婦を見る目はそんなに温かい物ではないのだと気が付きました。その時から私の中でマタニティーマークは堂々とつける物ではないと言う考えに変わりました。
自分が実際にふれてみて初めて、その物のの良し悪しが分かるのだなと改めて思いました。
まとめ
厚生労働省が「本来の趣旨が理解されていない」と言っているように、本当に理解されていないと思う。何でも実際に自分が体験してみないと、その辛さや大変さは分からないと思う。
全体的に妊娠=幸せみたいな感覚を少なからず持っていると思うので、経験していない人にとってはお腹が大きくて大変だなと言う位にしか思われていない気がします。実際は悪阻や切迫早産や流産の危険性など、たくさんの不安や体調の変化に襲われていると言うことを知って行ってもらうしかないのかなと思います。なかなか知ってもらうと言うことも難しいことだと思いますが…。
つけるか、つけないかはアナタ次第。
三人目を考えている我が家にとっても、これからどのように理解されていくのか要チェックの記事でした。